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家族カウンセリングルーム


ご家族が対人恐怖で・・と相談を求められる方に、まず振り返って考えていただきたいことは、対人恐怖症という診断に間違いはないか、ということです。「人が怖い」というのは、色々な病気の症状として表れることがあります。というより、治療が必要になるほど人が怖い場合は、対人恐怖症以外の病気のほうがずっと多いと思います。それなのに「人が怖い」という表面的な訴えのために、対人恐怖症だとされていることがかなりよくあります。病名が違えば、対応方法は全く違ってきますから、まず最初に必要なのは診断を確認することです。

対人恐怖でもっとも多いのは、トップページ実際の症例で解説したように、成長の過程で見られる正常範囲のものです。この場合は、特に治療しなくても心配はありません。

「人が怖い」(これを「対人恐怖」と言う人も多いのですが)という症状で、その次に多いのは、他の病気、特に精神分裂病うつ病でしょう。この場合は、治療しなければ悪化していくことになります。一例を似て非なるケースとして紹介してあります。

つまり、「人が怖い」という場合には、頻度からいうと、

@ 成長の過程で見られる正常範囲のもの

A 精神分裂病、うつ病など、つまり対人恐怖症以外の病気

の二つが多いということになります。@とAでは対応が180度違ってきますから、安易に「対人恐怖」と考えるのは危険なことです。(診察室の「実例」と「似て非なるケース」をぜひ参考にしてください)。

@でもAでもないのが、本当の「対人恐怖症」ということになるわけです。診断はなかなか難しいので、明らかに@であるようなケースでなければ、一度は精神科で診察を受けたほうがいいでしょう。対応を考えるのはそれからということになります。

 

 

 

 

 


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