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正式な病名ではありません

パソコンに向っていると、つい時間のたつのを忘れてしまうことはよくあることです。それが度を超して、依存症といっていい状態になっとしまう人もいるようです。いまのところ、本当はこういう病名はないのですが、一応ここでは2つをまとめて「パソコン/インターネット依存症」と呼ぶことにします。

なりやすい人は・・

孤独な傾向、退屈しやすい、内向的な性格、などの人がパソコン/インターネット依存になりやすいと言えます。それから当然ですが、仕事や勉強のためにどうしてもパソコンを使わざるを得ないという状況も、危険性を高めます。

ほかの病気の一症状のことも多いです

うつ病、強迫神経症(強迫性障害)、統合失調症などの人が、パソコンやインターネットに病的にのめりこむことは割とよくあります。ですから、こういう場合の現実の治療としては、元の病気を治療するということになります。それからアルコールなど他の依存症の回復期に、パソコンやインターネットに依存することもあります。

結局は自己コントロールの問題です

依存症というのは、自己コントロールを失うほどのめりこむことをいいます。アルコールやコカインには、薬理作用として依存性がありますので、誰でも依存症になる可能性があります。パチンコなどのギャンブルは、アルコールなどとは違って、絶対的な依存性はないのですが、報酬を期待し続けることができる(「次は勝つかもしれない」、というようなことです)という意味で、心理的に依存する要素があります。パソコン/インターネット依存も、心理的なものです。パソコンやインターネットといったテクノロジーそのものの中に依存性があるわけではありません。依存しやすい性格や、自己コントロールの不十分さが大きな要因と言えるでしょう。なお、ほかの病気の一症状の場合は、その原病の治療が第一であることは言うまでもありません。


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