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統合失調症(精神分裂病)


精神が分裂する病気ではありません
「統合失調症(精神分裂病)」といっても、なにも精神が分裂した状態になるわけではありません。この病気に限って言えば、病名と症状には何のつながりもありません。統合失調症(精神分裂病)とは、幻覚、妄想、社会性の低下を主な症状とする病気です。

100人にひとりは統合失調症です
日本を含めたどの国でも、統合失調症の発症率は0.8パーセント程度です。100人にひとり弱の率で発症するということになります。想像以上に多い病気です。あなたの知人の中にも、必ずこの病気の人がいます。発病は若い時が圧倒的に多いので、もしあなたが若ければ、統計的には統合失調症になる率は高いと言えます。

経過は人によってさまざまです
10代、20代の人に、幻聴や被害妄想が現れ、人を避けるようになる。しかし本人はその症状が病気とはなかなか理解できない。これが典型的な統合失調症の発病です。治療しなければまず間違いなく悪化していきます。治療した場合には、比較的すぐによくなる人から、慢性化していく人まで、あらゆるケースがあります。最終的には半数以上の人が治っていきます。

長いフォローアップが必要です
最初の治療ですぐによくなった人でも、残念ながら再発が多いことは事実です。治療が長引くケースもあることや、慢性化するケースもあることを考えると、長いフォローアップが必要です。医療はもちろんのこと、慢性化した場合には福祉的なフォローも必須です。統合失調症の人を支援する福祉の制度はたくさんあります。

原因は不明です
脳の病気であることは確かです。脳の神経細胞と神経細胞の伝達に何らかの異常があることも確かです。それ以外にも何かあるかもしれません。いまのところはわかりません。おおもとの原因は、遺伝と環境の両方によるものでしょう。今は原因不明であるという事実を理解することは大切です。それ以上に大切なのは、原因が不明な病気はほかにもたくさんあり、そのほとんどは原因不明のままでも治療されて治っているということです。統合失調症もそうした病気のひとつにすぎません。


上の文章は、統合失調症についてのエッセンスにすぎません。詳しくは 統合失調症(精神分裂病)についてのQ&A  の実際のケースの数々、さらには 統合失調症 患者・家族を支えた実例集 (林 公一 著 保健同人社) をご参照ください。


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