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は一般向き、は専門家向きです


これは宣伝です

●●●統合失調症 --患者・家族を支えた実例集--        林公一著 保健同人社 2007年

 

alt= 統合失調症の本の決定版を目指して、私が書いた本です。統合失調症の前駆期から急性期、消耗期と回復期、さらには治療しなかった場合の結果などを、すべて実例に基づいて説明してあります。さらには最新の研究に基づく症状の理解についても、やはり実例に基づいて説明しました。通読されれば統合失調症について総合的に理解していただけることと思います。
統合失調症は、100人に1人弱という高い発症率があるのにもかかわらず、まだまだ一般の理解は不十分で、そのために治療が遅れたり、治療が開始されても十分に継続されなかったりといった、不幸な経過が多々あります。このような状況を何とか改善したいという希望が、本書を書いた私の動機です。ぜひお読みください。

 

 

●●●精神病 笠原嘉著 岩波新書 

統合失調症(精神分裂病)についての良い本の第一条件は、広い視点から書かれているということです。病気の根本的な原因は不明で、症状は普通の常識ではわかりにくいという特徴があるため、狭い視点から理解しようとすると大きな誤解をすることになりがちです。それは、間違った悲観論や、逆に楽観論につながる危険性があります。

この本の題は「精神病」ですが、内容は統合失調症(精神分裂病)の本です。著者は引退した有名な精神科の教授で、まさに長年の臨床経験の集大成という感のある名著です。これ以上の広い視点はないというくらい、多面的に、かつ公平に書かれています。大学教授の著書というといかにも難しそうですが、640円の岩波新書ですから、手軽に読むことができます。

豊富な経験と、正確な科学的データをもとに、精神分裂病の人への思いがどのページにもあふれています。名著です。

 

●● 精神分裂病の再発について 高田・中根著 日本精神病院協会誌 第15巻7号 pp.637-643 1996年

長崎県で、初発の統合失調症(精神分裂病)の人の15年間の経過を観察した論文です。ふつうに思われているよりもずっと経過は良好ということがわかる実証的な研究です。精神分裂病の長期経過に関する論文はほかにもいくつかありますが、わかりやすさという点でこの論文をもとに医学部講堂で解説しました。


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