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ご家族がアルツハイマー病ではないかと心配な方に


まず診断を受けることが必要です

もの忘れなどの症状があっても、アルツハイマー病とは限りません。正常範囲のこともありますし、アルツハイマー病以外の病気のこともあります。その中には治療すれば比較的すぐに治るものもあります。逆に治療しなければ手遅れになるものもあります。まず病院で診断を受けてください。

 

症状は対応次第で大きく変わります

第一に、薬で治る症状があります。うつ状態、幻覚、妄想などです。もちろんこうした症状も薬を使わずに対応することができることもありますが、そのために必要な家族のエネルギーを考えると、薬で治る症状は早く薬を使った方がいいと思います。

また、症状全体については対応の原則がいくつかあります・・

安心させることが第一

ご家族は痴呆の症状に戸惑って、つい説得したり叱ったりして行動を直そうとしてしまいがちです。そうすると、本人は理解する能力そのものも落ちてきているので、かえって不安になったり混乱してしまいます。何かを注意しなければならない時でも、本人を安心させる接し方を第一の心がけとするべきです。

プライドを傷つけない

子供のように扱ったり、命令・訓練調の接し方はいい結果を招きません。年長者に対する普通の接し方が必要です。

ペースに合わせる

痴呆が進んだように見えても、ゆっくりやれば、かなりしっかりしたことができるものです。急がせると不安を高めてパニックになりやすくなります。相手のペースに合わせることが大切です。

 

ひとりで何とかしようとしてはいけません

アルツハイマー病は長い経過になります。ひとり、または家族でできることには限界があります。ヘルパー、ショートステイ、病院、施設など、痴呆を対象とした福祉サービスはたくさんあります。ご家族の会もあります。こうしたものを積極的に利用することが、ご家族のためにもご本人のためにもなります。相談はまず保健所にするのが最善です。

 

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