精神科Q&A

 【1312】うつ病と言いつつ金をせびってパチンコに行く


Q: 30代の姉のことです。3年ほど前にうつ病の診断を受け、今も全く改善してないように見えます。母はもうすぐ60になりますが、母に金をせびってはパチンコに行きます。つい3日前もクスリを200錠飲んだと言ってました。自殺します等のメールを私に10件以上送ってきました。母もだいぶ前にうつ病にかかったときがありましたが、そのとき母は毎日行っていたパチンコをやらなくなり好きな読書もできずテレビも見ず過ごしていました。パチンコに行き、勝つと普通に喜び、負けると自分を責めて死ぬ、と言い母からお金をもらう姉はとても病気には見えないのです。
この前あまりにお金をせびってくるので母が「いい加減にしろ」と言ったそうです。そうしたら母は姉に蹴られ殴られあざだらけで私の所に来ました。
そしたら3日前の自殺騒ぎです。ただの甘えにしか見えません。こんなうつ病ってあるんでしょうか?
なにかあると自分自身を「うつ病だから」と言ってきます。おかしいと思ってはいましたが死なれては困ると今まで黙って聞いていました。が、もう疑惑しかありません。


林: このお姉さまはうつ病ではないでしょう。擬態うつ病です。過量服薬、自殺のそぶりによる脅迫、感情の不安定などからは、境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)の可能性が強そうです。【1305】の回答などをご参照ください。




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