精神科Q&A
【1148】うつ病の過剰な睡眠について
Q:
私は26歳の女性です。
22歳の夏より心療内科及び精神科にて薬物治療を受けています。
はっきり病名を教えられた事は、最初のクリニックにて「うつ病」「不安神経症」と告げられたのみです。
質問させていただきたいのは、
うつ病に見られる睡眠障害や早朝覚醒です。
私はこれらが一切無く、どれだけ落ち込んでいようと、不安で仕方が無い時も、あっさり眠ってしまいます。それどころか異常な長さで眠っています。
12時間以上眠るのももはや当たり前です。一番酷かった時には18時に仕事から帰ってきて倒れるように就寝、翌朝8時半に目を覚まし、眠さと憂鬱で動けず会社を休みまた就寝。16時ごろようやく目を覚まし、0時ごろに寝る。
これが当たり前のようにありました。
この過剰な睡眠もうつ病の症状の一種なのでしょうか?
それとも何か別な病気、または体質でしょうか。
鬱が軽くなってくると、通勤できる程度に目覚めはよくなり、睡眠時間も6時間程度まで削る事ができます。
しかし休日には用事が無ければやはり12時間は眠っています。余談になりますが、食事も拒食にならず過食になります。
他の質問に比べれば他愛ない事かもしれませんが、どうかご回答いただけますようお願い申し上げます。
林: うつ病の睡眠障害は、不眠がもっとも多いですが、この【1148】のケースのような過眠も時おり見られます。また、食欲は低下することが多いですが、やはりこの【1148】のケースのように、逆に食欲が亢進することもあります。
ですから、ここに書かれている症状は、どれもうつ病のものとして矛盾はありません。