精神科Q&A

【0567】9歳の子供の投薬について


Q: 小学4年生(9歳)の子供を持つ母です。
 寝る前に虫が体を這っている感じや、口に毒が入ってしまう気がするという訴えで精神科を受診し、統合失調症の診断を受けました。今は日常生活をおくることは何とか出来ていますが、感情の起伏が激しいのと、赤ちゃんのように駄々をこねるときがあります。
リスパダールを就寝前1mg投与されているのですが、薬の副作用とまだ幼いので今後の経過が心配です。
 この点につきまして何か参考になることを教えてください。

: 子どもと薬についての考え方については【0496】が参考になると思います。そこにも記載されていることですが、これから成長するお子様に薬を継続して飲ませることについてのご心配は十分理解できます。
 しかしその一方で、小児の統合失調症自体が、軽視できない病気ですので、薬で治療せずに経過を観察するというのもかなりの危険を伴います。
 したがいまして、判断は非常に難しいのですが、重大な病気であることを十分認識され、主治医の先生と密接にコミュニケーションをとりながら治療を続けるのが最善だと思います。


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