精神科Q&A

【0455】診断書に「自律神経失調症」と書かれて、先生への信頼を失いました


Q: 16歳の男です。二ヶ月くらい前からいろいろな症状が出て学校に行けなくなり、精神科に通っています。病名は教えられないまま二ヶ月がたちました。僕としては自分が病気かどうかも納得できないのですが、親も先生も通院したほうがいいというので、いやいや通っています。学校はずっと休んでいます。
学校は1年間の授業のうち、5分の1を欠席すると留年します。
しかし病院から貰った診断書を提出すれば、3分の1まで大丈夫になるそうです。
このままではいつまで休み続けるか判らない。
そう判断した母親は、病院に診断書を書いて貰ってきました。
一緒に学校まで届けに行く間、その診断書は僕が預かることになりました。
封筒に入っていたのですが、セロハンテープで軽くとめてあるだけです。
これなら開けてもばれないだろうと思い、こっそり中を見ました。
「病名:自律神経失調症」
そう書いてありました。

「自律神経失調症」。よく聞く名前ですが、それが何かは知りません。
パソコンで検索すると、このサイトに辿り着きました。
正式な病名ではないそうですね。
先生がますます信じられなくなりました。
通院するにしても、やはり病院を変えたほうがいいのでしょうか。


: 自律神経失調症は、確かに正式な病名ではありません。けれども、私も診断書にはそう書くことがあります。診断書に正式な病名を書かないのはむしろ普通のことですし、それに自律神経失調症のトップページに書いたように、自律神経失調症という診断をつけることは必ずしもいい加減な診断ということにはなりません。ですから、「診断書に自律神経失調症と書いてあったら、先生が信頼できなくなった」というあなたの判断は完全に間違っています。これを理由に病院を変えることはおすすめできません。あなたの症状や治療内容などが不明ですので、それ以上のアドバイスはできかねますが、基本的には今の病院での治療を続けたほうがいいでしょう。

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