精神科Q&A

【0825】宝島社新書「擬態うつ病」は絶版のようなのですが


Q私は36歳の男です。
 今回、メール致しましたのは、精神科相談ではなく、先生の著書、『擬態うつ病』についてです。しかも、内容についてではなく、出版についてです。
 私の周囲にもうつ病を称する者が何人かいるのですが、話を聞いてみると、どうも旧来のうつ病とは違う(以前、身内の者がうつ病で入院したときの感じと)感じがして、不思議に思い、ネットで色々眺めていたところ、先生のサイトにたどり着きました。
 擬態うつ病なるものの存在を知り、是非、先生の著書を読ませて頂こうと色々努力したのですが、どうも今現在絶版のようで、書店、を色々まわったのですが、どうにも手に入りません。

 私の調べた限りでは、唯一手にはいるのが、Amazonの古本なのですが、かなりのプレミア価格となっております。先生の著書に価値が無いと言いたいのではなく、あまりにプレミア部分が多くて、何となく購入を躊躇しているところです。

 そこで、質問なのですが、今後、この『擬態うつ病』が、重版または、内容が重複するような新刊をお出しする予定は、ありますでしょうか?

 お忙しいとは、思いますが上記の件、何らかの方法で、ご回答頂ければ幸いです。 よろしくお願い致します。


: このご質問をいただいた時点では絶版でご迷惑をおかけしておりましたが、2007年3月に、宝島社より2刷りが発売されました。といっても、部数は限られていますので、(あおるようで恐縮ですが)、お早めにお求めください。

 

以下は2005年5月当時の回答です:

ご不便をおかけし申し訳ありません。このメールをいただいて私もAmazonの古本をチェックしてみて、擬態うつ病のプレミアム価格に驚いた次第です。

今後、この『擬態うつ病』が、重版または、内容が重複するような新刊をお出しする予定は、ありますでしょうか?

一時計画したことがあるのですが、今のところ無期保留となっています。商品としての価値があまり期待できないとその出版社は判断したようです。

したがいまして、大変申し訳ありませんが、現在この本を入手するにはプレミアム価格がかかっても古本から探索する以外ないようです。私の手元にも2冊しかありません。

なお、『文藝春秋』2004年8月号に私は、『あなたは「擬態うつ病」だ』という題の小文を書きました。これは擬態うつ病のエッセンスとも言うべき内容です。『文藝春秋』は、だいたいどこの図書館でもあると思いますので、それを読んでいただければと思います。ご不便をおかけしすみません。
  


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