精神科Q&A

【0527】ご近所の統合失調症(精神分裂病)の方の異常行動への対応


Q: 50歳 女性です。ご近所に40代前半の統合失調症(精神分裂病)の方がお住まいです。大学卒業後発症し、以降勤めを辞められました。御両親は亡くなられたか、その方を残して他県へ引っ越されたか、はっきりとは存じておりません。以前お薬は飲んでいたそうですが 今は分りません。
 その方の異常行動が年々ひどくなるのです。公道に立ちはだっかったままで 度々の放尿、あちこちのポストからの手紙の抜き取り、他家への不法侵入、停車中の車を突然たたくなどして傷つけるなどです。 以前は普通に歩いていたのが、ここのところ 表情を変えないままで 攻撃的になって来たように思えます。火事騒ぎになったこともございます。不本意なお病気で本当にお気の毒だと思います。薬の管理或いは必要なら入院を勧められる方が居ない今、【0321】にあった精神保健福祉法23条に頼っても良いでしょうか?

: あなたのおっしゃるとおり、お気の毒なことだと思います。統合失調症(精神分裂病)にかかり、病状がある程度以上悪い場合は、ご家族などサポートしてくださる人がいなければどんどん悪化し、この方のような状態になる確率はかなり高いものです。このままではご本人のためにも地域の方のためにもなりません。精神保健福祉法23条を適用すべき状況だと思います。

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