難治性うつ病とは、

十分な量の抗うつ薬で、十分な期間治療しても、改善が見られないうつ病。

のことです。

ここで、
「十分な量」の十分とはどのくらいか、
「十分な期間」の十分とはどのくらいか
ということについては、厳密な定義はありませんので、難治性かそうでないかを明確に二分することは現実には出来ません。
 ただ、いくら抗うつ薬を飲んでも、またいくら休んでも、ほとんど効果がないうつ病の人がいらっしゃることは確かです(擬態うつ病とは別です。本当のうつ病でも残念ながらそういうことはあります)。それを難治性うつ病といいます。この場合は、【0249】に解説したように、たとえば電気けいれん療法が期待できる治療法になります。


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