精神科Q&A
【2238】精神科入院歴のある母が、最近徐々に言っていることがおかしくなっている
Q: 私は学生なのですが最近母のことで悩んでいます。私の母は8年ほど前に精神科へ入院しました。病名は「精神総合失調症」だったと思います。 退院してから去年までは落ち着いていたのですが、今年に入ってから「自分の顔写真つきのビラが配られている」「自分のせいでお父さん(夫)の仕事が駄目になるかもしれない」「自分の気持ちがバラバラになる」「自分に対する周りの人の態度がおかしい。街を歩いていると見られてる気がする。笑われている気がする」等の言動が目立ち始めました。 なんだか、徐々に言っていることがおかしくなっている気がします。 そんなことない大丈夫、と言って聞かせても「でも…」と話が戻ってしまいます。悩みの原因を解消しても、また次の悩みを抱えて、現状が変わりません。病院への通院を増やしたり、薬を変えてみたり、気分転換をさせてみたりしても駄目でした。 なるべく母の傍にいて話し相手になっていますが、正直もうどうしたらいいのかわかりません。 他の家族にはわけあって今のことは言えません。 何かアドバイスをお願いします。
林:
病名は「精神総合失調症」だったと思います。
そういう病名は存在しません。統合失調症の誤りでしょう。
病院への通院を増やしたり、薬を変えてみたり、気分転換をさせてみたりしても駄目でした。
おそらく治療が不十分なのだと思います。診ていただいている主治医の先生によく相談することが必要です。上記、病名の誤認からの推定ですが、先生からあまり説明を受けていないのではないでしょうか。薬を変えるというのも、もしかするとご自分の判断で変えているのではないかという疑問も生まれます。もしそうだとすると、それではよくならないのは当然です。
何かアドバイスをお願いします。
主治医の先生からのアドバイスが第一です。また、統合失調症について、本を読んで正確な知識を得ることもお勧めします。
(2012.4.5.)