精神科Q&A
【2110】境界性パーソナリティ障害に症状がよく似ているが、解離性障害と診断されている
Q: 20代女性です。私は、4年前から精神科に通院しています。通院し始めたきっかっけは、自殺未遂と解離性の発作でした。その後も、入退院をくりかえしています。私は、中学の時、対人関係がうまくいかず、いじめに逢いリストカットを繰り返すようになりました。寂しくなったりイライラしたりして、リストカットをしていました。 二年くらい前に、友達が亡くなった時、ショックのあまり自殺未遂をしました。その時もリストカットでしたが、傷口が大きく神経、動脈、筋まで切り手術をしました。それから、マヒも残り、今はリストカットをしないよう心がけてはいますが、辞める事は出来ていません。そのほかにも、ODを繰り返したりしてしまいます。自覚症状としては、落ち込みやすい他に、毎日虚しさを感じたりします。対人関係もとても不安定です。現在は記憶がなくなったり、記憶をなくして倒れたりと、解離性障害と診断されています。 境界性パーソナリティ障害に症状がとても似ているのですが、どうなのでしょうか?先生のご意見宜しくお願いします。
林: 境界性パーソナリティ障害の症状として、解離が現れることもしばしばあります。そもそも境界性パーソナリティ障害と解離性障害は、近縁の関係にある病気といえます。解離性障害のQ&Aをご参照ください。
(2011.9.5.)