精神科Q&A
【1910】小学生のころの虐待と、現在の自傷行為
Q: 17歳女です。リストカットやボールペンを太ももに刺したり、自分の体を殴るぶつけるなど自傷の癖が小学校6年からあります。保育園のころにいじめを受け、小学校のころには些細なことで親から殴る叩く、椅子やリモコンを投げるなど暴力を受けて、自傷はそのせいだと思います。中学生になっても、自傷はやめられませんでした。生まれつき脚にある大きなあざや、友達が冗談混じりに言う手のひどい震えに悲しくなりました。不眠がちになったのはこの頃からで、精神科にも通わせてもらえず、風邪薬で眠っていました。高校生になっても、やはり自傷がやめられず、やめられないばかりか以前より傷は増える一方で、中学2年からの喫煙もやめられません。ベッドのシーツを破いたり、椅子にはさみを刺したり、親に理由を聞かれても泣いて震えてしまって、うまく言葉がでません。両親は嘘つきです。父親はお前たちを守るなんてかっこつけて、メンタル面何もしてくれません。母親は馬鹿な妹を可愛がります。妹がふっかけた喧嘩を私のせいにし、何故叱らないのかと問えば、以前私(母親)を厳しすぎると全否定したお前らのせいだ、といいます。否定されたので叱れないのだと。叱れないにしても、妹をなぜちやほやするのか、へらへら過ごす妹を横目に私はまた太ももに箸を刺します。妹の顔も親の顔も気持ち悪くなって部屋に戻り、壁に頭をぶつけます。声を殺して泣いて、仏や神を恨み、御守りも引きちぎり、手首に刃をあて、血で自由と書き、風邪薬で眠ります。学校へは真面目に通い、アルバイトもしています。日々の生活の内、かなりの割合で、飲酒・喫煙、わざと偏差値の低い馬鹿なやつとセックスをして気持ちのバランスを取ります。私は頭がおかしいんでしょうか。先生からの印象をお聴きしたいです。
林: 17歳の現在の質問者に見られる自傷を中心とする精神状態は、境界性パーソナリティの色彩が強いもので、幼少時に受けた虐待と関連する可能性があります。メールの最後に
私は頭がおかしいんでしょうか。先生からの印象をお聴きしたいです。
とあり、質問の真の主旨が不明ですのでこれ以上なんとも言えませんが、ご自分の今の状態の理解のためには、【1901】から【1948】が参考になると思います。
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【1901】から【1948】までの回答は一連の流れになっています。【1901】、【1902】・・・【1948】という順にお読みください。
(2011.1.5.)