精神科Q&A
【1156】アルコールで心配して受診したら、機械的に対応された
Q:
28歳、男性です。今日、初めて心療内科に行きました。
理由はアルコール依存症で、酒が抜けたときの手の震えや、変な汗を自覚したので相談に行きました。
私が勝手に思っていたイメージですが、こういうところって、話を詳しく聞き、どういう治療手段にするか話し合って、薬の処方を決める。
で、お金払うときに次回の予約を入れる。
と思っていました。
飲みたくなるのは、明かりを消して横になったとき。
酒を飲まずに眠れる薬が欲しいといったらといった直後、
「じゃエリミン出しましょう。」
それとは別に最近CMでやってるSAD。
自分もそうかもと言ったら
「じゃデパス出しましょう」
これで診察が終わりました。
とりあえず薬もって帰りましたが、アッケラカンとしています。
次回の予約もしていません。
こういうのが普通ですか?それともはずれですか?
林: ここに書かれている通りだとすれば、でたらめな診療です。患者本人の訴えに対し、ただ薬を出すだけでは医療とはいえない・・・と説明するのも躊躇するくらい、あり得ない診療です。
ただし、このような機械的な対応をされる理由として、考えられる理由はあります。それは、この【1156】の質問者の方の受診態度が非常に悪く、医師のほうは早く追い返すことを目的としてこのような対応をされたのかもしれないということです。これはあり得ることです。あり得ることですが、この【1156】がそうであったと推測する理由はないので、やはり「でたらめな診療」とお答えする以外にないでしょう。