精神科Q&A
【0654】診察時に自分の状態を上手く言えません
Q: 私は現在38歳(女)で、中2の子供1人と夫と3人家族です。
心療内科を受診し始めて10年以上になりますが、引越しをしたために今のクリニックにお世話になってからは6年目になります。
現時点での処方は、デパス0.5ミリ朝・昼各1錠、ルジオミール10ミリ朝昼夜各1錠、就寝前にハルシオン0.25ミリ1錠です。
主治医の先生によると、「神経症+うつ状態がある」との診断です。
先生はとても感じもよく、私自信、信頼のおける先生にめぐり合えたことをとても幸せに思っております。
ただ、いつ受診にいっても大変込み合っていることもあり、診察時間の中で詳しい話をするのをためらってしまいます。
自分よりももっと重い患者さんもいらっしゃると思うのと、私の病状は、病的なことではなく、ただの甘えかと思っていることもあり、あまり長時間診察に時間をおかけするのも申し訳ないと思っています。
また私がとても口下手なこともあり、診察時間中には表面的なことしか言えず、処方箋をいただいた後に、「あれも言えなかった、これも言えなかった」と思うことが度々あります。
以前は同じクリニックでカウンセリングも受けていましたが、担当の先生が退職されたため、現在は受診のみになっています。
以前に何かの情報で「受診時に上手く言えない人はメモを持参するといい」と聞いたことがあるのですが、それはやってもいいことなのでしょうか?
林: もちろん、メモを持参されて構いません。もし、まだ初診から日が浅ければ、診察時間中に十分に言いたいことが言えなくてもあまり気にすることはありませんが(たとえば【0629】)、あなたのケースのようにそういう状況が続いている場合は、少なくともまず一回は、メモを持参されたほうがいいでしょう。その内容はなるべく簡潔で要を得たものであることが望ましいのは言うまでもありません。