精神科Q&A
【0177】 統合失調症(精神分裂病)の母の医療費免除
Q: 66歳の母は、統合失調症(精神分裂病)と思われます。今は94歳の祖母と同居しているのですが、祖母は施設に入ることが決定しております。母は1人で生活が出来ない為、福祉関係の施設に入れたいと思っておりますが、金銭的な事が非常に心配です。免除の具体的な内容が知りたいのですが、どこに相談したらいいのでしょうか。
林: 医療費などの免除の手続きは、大体が保健所経由で行われます。ですから直接保健所に相談してもいいのですが、おそらく今すでに治療を受けている主治医がいると思いますので、その先生にお話するのが最初だと思います。その結果いずれにせよ保健所に相談するように言われるとは思いますが、保健所の方からは主治医からの書類が必要と言われますので、やはり主治医に最初に相談するべきでしょう。
具体的にどのような免除になるかは、病状と経済状況によって決まります。病状によっては障害者年金を受けられる可能性があります。
また、現実には、統合失調症(精神分裂病)ということを理由に入所を拒否されることがあり得えます。これも建前とすれば、主治医の診断書によって病状が安定していることが証明されればいいはずですが、それでも施設によってはなかなか受け入れられないことがあります。それが現実です。