精神科Q&A
A. たくさんの薬が必要なこともあります。
まず第一に、みかけの薬の量と、実際の薬の強さは違います。薬を微妙に調節することが必要な場合、軽い錠剤を使いますが、このような場合は薬の錠数は増えることになります。
また、便秘やふらつきなどの副作用を軽くするための薬が加わった結果、量が多くなっていることもあります。
もっとも大切なことは、薬の量が不十分なために病気が長引く場合が多いということです。このような事態を避けるには、副作用があまり出ない範囲で十分な量の薬をのむことが必要です。
いずれにせよ、薬については処方してくれた先生によく聞くことが第一です。もっともいけないのは、自分の判断や人からの忠告(「そんなに薬をのんだらよくない」など)にしたがって、主治医に秘密で適当に薬を調節することです。実際にのんでいる薬の量がわからなければ、どんな名医でも治療はうまくできません。
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