精神科Q&A

【1957】胃がん手術後、順調に回復していたが10日ほどして異常言動が出てきた‏


Q: 73歳の父が先日胃がんの摘出手術(3/4摘出)を致しました。術後は数日で水分・重湯等の食事に移行して、順調な回復でしたが10日ほどして腹部からの胆汁漏れ、嘔吐が起こり白血球・ヘモグロビン・血しょう板の減少と、症状が悪く成りました。複合不全では無いそうです。この頃からでしょうか、無い物が見えたり・起こりえない事実(病院で釣り大会をした・看護師が金銭の要求をする等)の言動が起こりました。 言葉も活舌が悪くなり良く聞き取れません。 正常な会話をしている時もあるのですが、急に訳のわからない事柄に飛んでしまいます。昨日「点滴のラインを抜いた」と言う事で、拘束状態になりました。現在は当然 禁飲水・禁食で、先日は輸血による治療も行いました。手術前から抗がん剤の副作用がひどく、殆ど食事が出来ない状態でしたが精神状態は問題在りませんでした。頑固で、職人気質の父でしたので現在の精神状態が心配で成りません。主治医にも相談はしていますが、体の治療が優先ですので精神状態は後回しの様です。ここでよく言われている せん妄なのでしょうか?私たち家族は、何をしてやる事が一番良いのでしょうか?宜しくご指導お願い致します。


林: せん妄に間違いないと思います。対処等についてはせん妄についてのQ&Aをご参照ください。

(2011.2.5.)


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