精神科Q&A

 【1254】擬態うつ病という回答をいただき嬉しかったです(【1188】のその後)


Q:  【1188】うつ病と診断され転職を繰り返している夫は擬態うつ病でしょうかで回答を頂いた者です。 

2月末頃にQ&Aにメールを送らせて頂き、その後すぐの回答では無かったため、「こういったサイトに相談するべきほどでもない自分で解決すべき事」なのかな・・・と思っていましたが、ご回答を発見し大変嬉しかったです。 
「嬉しかった」という表現はおかしいでしょうか(苦笑) 

相手が病気で苦しんでいるのに、しかもそれが自分の夫であるのに、「本当はうつ病ではないのではないか?」と疑ってしまう事やそれでも相手に依存して生活している自分に嫌悪感を感じたりすることもあり、悶々としておりました。 

「うつ病」という脳内の神経物質の異常による病気であれば、叱咤激励などを して更に病状を悪化させるような追い詰める行動をしてはいけないと思っていましたが、逆に私の「逃げ」からの優しさ(そのふり)で夫の行動を助長させていたんだろうなと改めて思いました。私に原因があるとは内心わかっていましたが目をそらしていました。 
向き合う事に疲れてしまい、『何でも好きにさせてあげている理解ある妻のふり』をしていたかな・・・。 

夫は来週、復職のため産業医と面談をする予定です。まもなく復職することになると思います。 
休職中は2週に1回のペースで心療内科を受診しています。復職プログラムに入り3週目です。 
プログラムの日誌(達成度)のようなものをつけるように指示されています が、実際には受診の前日にまとめて書き込んでいます。夫は、「こんなの意味ない、馬鹿げている」と笑っていました。 

本当にうつ病で目を離してしまうと自殺してしまうのではないか、といつも心配しなくていけない状況にあるご家族のご苦労を考えれば、大した問題ではないかななんて思っております。 (←こういう発想が駄目なのかな) 

何千というメールの中から、こうして回答していただけた事に心より感謝申し上げます。 
自分のとるべき行動は当然自分で決めなくてはいけませんね。ただ「病気」が 絡んでいると難しくて・・・。 
今回のご回答は、自分のとるべき行動の判断の一つの材料となりました。 

長々と申し訳ございません。取り急ぎ御礼まで・・・。 


林: 経過のご報告ありがとうございました。うつ病だと思っていたものが、擬態うつ病だとわかった場合、ご家族の対応はまたうつ病とは別の意味で悩ましいものであるかと思います。

今回のご回答は、自分のとるべき行動の判断の一つの材料となりました。

事実を見据えた、現実的な対応をお取りになられるよう願っております。そしてまた経過をご報告いただければ大変嬉しく思います。


精神科Q&Aに戻る

ホームページに戻る