精神科Q&A

 【1164】修正電気けいれん療法で劇的に回復しました(【1153】のその後)


Q【1153】の質問者です。ご丁寧に解説いただきありがとうございました。
その後の様子をお伝えしたいと思いメールさせて頂きます。
髄液検査では、細胞数が正常値に戻っていました。
神経内科の先生からも、脳炎は、まず 無いとのご説明をいただきました。
「おそらく髄膜炎がきっかけとなって精神症状を起こしていたのかもしれないが今は証明できるものがなく細胞数も正常に戻って来ても精神症状が落ち着かないので精神科できちんとフォローしてもらった方がいい」
との事でした。

精神症状がひどくゴハンも食べられない日が1週間続き処方箋も経口摂取できないため、修正電気けいれん療法を行う事になりました。

現在6回目の治療が終わりましたが、劇的に回復しました。
本人曰く3回目終了時より味覚が戻り、5回目では家族が見ても看護師やドクターが見ても回復している事が分かるくらいになりました。
再発防止の保険のためにあと3回受ける予定です。

治療には色々と迷いましたが、母には修正電気けいれん療法が合っていたようです。
これからは再発せぬように主治医の先生の指示を聞いて治療して行きます。

ご相談にのって頂いてお言葉ではありますが、
意図に沿わないと感じ、帰って来たのはそれなりの理由があります。
メールでの詳細はお伝えにくいですが、救急車で運ばれた病院ではドクターハラスメントを受けました。
意に沿わず帰ってきた だけのひどい扱いを受けたからです。
患者として治療先を選ぶのは当然ですし、あのまま赤十字病院でお世話になっていたらここまでの回復はなかったです。
振り返って考えても正しい判断だったと思っています。
治療を受けるのもお金を払うのも患者側なのだから、遠慮せず医療者に要求を述べる事も必要と感じています。
以上、【1153】を拝見して私の反論とさせて頂きます。

追伸
ホームページ投稿の際は本文を変えずに掲載してください。


林: 経過のご報告に深く感謝申し上げます。ご報告いただき、こうして掲載させていただくことが、たくさんの読者の方々にとって、このうえなく貴重な情報になるのは間違いないと思います。ありがとうございました。
 また、

意図に沿わないと感じ、帰って来たのはそれなりの理由があります。

これについては、理由をお書きいただき、お気持ちは理解できました。
けれども、【1153】の私の回答は、あくまでも【1153】に掲載されている質問文そのものに対するものです。読者にとっては、この質問文以外の情報は無いわけですから、これは当然のことと言えるでしょう。そして、この件についての掲載文は、以下の内容です。

そこでは「精神科の外来がもうすぐ始まるのでそれまで待ってそちらにかかって下さい」
とだけ言われたため、意図に沿わないと感じすぐ帰って来ました。


精神科Q&Aの回答は、文章としてはおおむね質問者に向ける形を取っていますが、実際には質問者以外の何千何万という方々がお読みになるわけです。それがこのサイトの意義であることを考えますと、上記の「意図に沿わないと感じすぐ帰って来ました」という内容と、この【1153】のケースがヘルペス脳炎の可能性があり、ヘルペス脳炎は治療の遅れがそのまま命を失うことにつながることをあわせれば、【1153】の回答、すなわち、

「意図に沿わないと感じすぐ帰って来ました。」というのは最悪の対応で、これが命取りになった可能性もありました。先にお書きしたように、ヘルペス脳炎は非常に致死率の高い病気で、一刻も早く治療を開始しなければ、死亡の可能性はどんどん高まります。「意図に沿わない」というのは、大変失礼ながら、あなたのあまりにも傲慢な態度と言わざるを得ません。どんな病気でも、ご本人やご家族の意図に沿った治療が最善とは限りません。というより、意図に沿うかどうかということと、治療の適切さには何の関係もないと言うべきでしょう。このときに「すぐ帰って来ました」というのは、実に危険な対応でした。その結果が死亡につながらなかったのは幸運としか言いようがありません。』

 これは、多くの読者の方々にとって、とても重要な情報であると私は考えます。
 極端に言えば、「意図に沿わない対応」が、具体的にどのようなものであったかどうかということは、この回答には無関係であるともいえます。繰り返しますが、サイトの回答は、あくまでも掲載された質問文に対するものであるということです。

 それから追伸の部分に関してですが、

ホームページ投稿の際は本文を変えずに掲載してください。


そのようなご希望には応じかねます。精神科Q&Aに質問される方へ  に明記した通り、メールの質問文は変えることもあれば、そのまま掲載することもあります。それは林の判断によって行っています。
 逆に、質問文を変えよという要求をいただくこともありますが、それにも一定の範囲までしか応じかねます。これについては【1163】をお読みください。

 つまり、サイトに掲載後に、「質問文を変えるな」「質問文を変えよ」という相反する要求の、どちらもいただくことがありますが、どちらの要求にも応じかねる、または部分的にしか応じかねるということです。質問メールを出される前に、精神科Q&Aに質問される方へ  をよくお読みください。そして、質問者がそれをお読みになっていないと積極的に判断できる理由がない限り、質問者が精神科Q&Aに質問される方へ をお読みになり、理解・了承されたことを前提として回答しております(お読みになっていないと判断された場合には回答は致しておりません)。これが上記のような要求に応じかねる理由です。


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