精神科Q&A

【0851】統合失調症が良くなってからの長時間労働(【0709】の続き)


Q: 統合失調症の彼と一緒に暮らしている女性です。【0709】ではありがとうございました。

その後の経過なのですが、
@ニュース報道などで、自分の考えが盗まれているのではないか ということも全くなくなった。
A天変地異などの悪天候などが、自分のせいだとは思わなくなった(以前は季節はずれの雪など自分のせいと感じた)
と素人から見ても、かなり良くなってきているような状況です。
本人も薬を飲むことは絶対だと思っていますので、服薬を中断することはありません。
現在のドクターからは一日2回と言われていますが、(リスパダール、セレネース、デパス 各1mgです)朝食後に飲むと眠たくなるのと、気持ち悪いのとで一日中気分も悪くて、仕事にも影響します。
それをドクターに説明し、一日、就寝前に1回飲んでいます。ドクターの立場としては、まだ今の状態では一日一回では少ないと言われています。できるだけ、仕事量を調節し休める時は休んで下さい と言われます。

以前勤めていた会社で、雇用保険をかけてくれないことで、会社と揉め、辞めました。
今回、就職した会社は、ハローワークで探したのですが、一応病気のことはオープンで探して、先方も納得して入社しました。
現在、一日の就業時間(家を出てから帰るまで)が一日15時間になっています。朝早く、夜も遅い状況があります。
ただ移動時間が長いので、実際仕事している時間は8時間くらいらしいのですが・・・。
仕事量が多いと、肉体に負担がかかり、再発の不安がよぎります。本人は、大丈夫と言っていたりするのですが・・。
今のところは症状は何もなくて、本人的にもかなり良い状態です。
この労働時間の長い仕事を続けていいものかどうか心配なのですが、こういうことで再発の可能性ありますか?
また、あるとしたらどういう兆候が見られるのでしょうか?

ドクターとは、向こうの勝手な思いこみで、手帳を申請しないものとされて、もう少しで手帳の申請がアウトになるところでした。診断書も2通書かれて、結局は1通は不要になりました。その1通はこちらの意向も聞かずにドクターの判断で作成されたものなので、不要になった際に病院に持って行き、返金できないか聞きました。
ドクターには「そんなことまで言われるのなら病院変えてほしい」と言われました。最近の話です。
本人としては「信頼関係が崩れた」ということで、現在、ドクターには相談しにくくなっています。
私も一緒に病院にはいくのですが、いつも混んでいる為か、話を途中でさえぎられたりとか十分な説明が受けられない状況もあります。これは私でさえ感じるので本人としては、もっと話を聞いてもらいたい等、あると思いますが・・。

こういった事情もあり、本来ならドクターに相談すべきところ、こちらに相談させていた
だきました。よろしくお願いします。


: 確かに【0709】の頃よりは改善しておられるようで、良かったと思います。しかし、復職してからのストレスが再発につながることは統合失調症(精神分裂病)ではよくあることで、これからがなお一層の慎重な対応を要する時期と言えます。その意味で、このメールに見られるようなあなたの細やかな配慮は非常に重要なことです。

仕事量が多いと、肉体に負担がかかり、再発の不安がよぎります。本人は、大丈夫と言っていたりするのですが・・。

あなたのこの不安はもっともです。

今のところは症状は何もなくて、本人的にもかなり良い状態です。
この労働時間の長い仕事を続けていいものかどうか心配なのですが、こういうことで再発の可能性ありますか?


今かなり良い状態でも、ご心配のとおり、過労から再発する可能性はあります。

また、あるとしたらどういう兆候が見られるのでしょうか?

これは人によってさまざまですが、不眠や疲労感のような、漠然とした症状が再発の徴候であることが比較的多いので、幻覚や妄想がたとえなくても、このような不調があらわれたら注意すべきでしょう。具体的には仕事量を減らすとか、薬を増やすといった対応を早めに行うことが必要です。
 あるいは、現時点でも薬は増やすべきかもしれません。

現在のドクターからは一日2回と言われていますが、(リスパダール、セレネース、デパス 各1mgです)朝食後に飲むと眠たくなるのと、気持ち悪いのとで一日中気分も悪くて、仕事にも影響します。
それをドクターに説明し、一日、就寝前に1回飲んでいます。ドクターの立場としては、まだ今の状態では一日一回では少ないと言われています。


このドクターの見解は重視するべきです。
もし朝飲むのがどうしても無理なら、この量であれば2回分を夜に1回にまとめて飲むことも十分可能です。私が主治医ならそのような飲み方をお勧めします。

その後の経過(2005.11.5.)


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