精神科Q&A
【0528】私は精神障害年金をもらえるのでしょうか
Q:
38歳女性です。3年前にうつ病と診断されました。いまでも治療中です。
にもかかわらず悪くなる一方です。
毎日、閉じこもりで買い物にも行けず、当然、食事も作れず洗濯、掃除は主人任せです。
最近、精神障害年金のことを知ったので、インターネットでも調べ、役所、社会保健事務所、保健所・・・問い合わせました。
しかし、回答は歯切れが悪く、誰もが「書類を提出してみてください」と言うばかり。
主治医に思い切って聞きました。
というのは保健所の方が
該当しないであろうと思う患者さんには書かないはずだから・・・と言ってたから。
主治医の答えは「書きます」でした。
でも「申請が通って受給出切る確証は私にはない」という
これまた歯切れの悪い言葉でした。
しかし、インターネットで調べたら、ＨＰを開設して日記を書き、映画にも行ける方が受給できていることを知りました。それなのに、閉じこもり、買い物も出来ない、家事もできない私が、受給できないなんて、そんな不公平なことがあるのでしょうか。
そんな人が受給できて、私はダメだったら・・・
それも半年ほど待たされている現実があると聞きました。
待たされて待たされて、却下だったら・・・
そう思うだけで苦しいのです。
私は該当するのでしょうか・・・。
林: わかりません。悩んでいても何も進展しません。申請する前から、却下されたときのことを心配しても何もなりません。主治医の先生が書いてくださるということですので、まずとにかく申請することです。
そして申請を認めるかどうかは審査員ですので、あなたが受給できるかどうか、誰にも明言はできません。誰の答えも歯切れが悪い、と非難めいた口調であなたが言うのは間違っています。
また、あなたより具合がよさそうに見える他の人が受給できて、自分ができないのは不公平だとお考えになること、その気持ちは理解できますが、それは受給を却下された方に共通する気持ちでもあります。障害年金にしても生活保護にしても、受給者のごく一部には、確かに不当に受けていると思われる人がいるのも事実ですが、それをあなたが非難してもはじまりません。
あなたが本当にうつ病かどうか、私には判断できませんが(閉じこもり、家事ができないということだけでは、なんともいえませんので)、障害者年金を受けたいと希望されているのなら、とにかくまず申請してみることをおすすめします。