精神科Q&A

【0457】「脳波が早い」とはどういうことですか


Q: 39歳の専業主婦です。
精神科の先生に脳波の結果を教えて頂いたのですが、
「てんかんではありません。でも、とても緊張している。そしてもの凄く早い」と言われました。
「脳波が早い」とはどういうことですか?
それから、脳波の検査中、自分では体の力などを抜いて頭の中もリラックスしていたつもりなのですが、緊張していると言われました。
私の脳波はどういう病気なのでしょうか?

: 「早い」ではなく「速い」といわれたのだと思います。これだけでは病気とはいえません。心配ありません。

 大人が目を閉じて静かに横になっているとき(これを安静閉眼時といいます)、脳波は主として一秒間に8回から14回程度の波(これを8ヘルツから13ヘルツといいます)が連続して出ています。これをアルファ波といいます。それに加えて、15ヘルツ以上の波(ベータ波)や、4ヘルツら7ヘルツの波(シータ波)もある程度混じっています。脳波で「速い」といった場合、一般にはこのベータ波を指します。

 ですから、あなたの「脳波が速い」というのは、ベータ波が多いという意味になります。

 もともと不安や緊張が強い人は、ベータ波が多くなる傾向があります。また、(矛盾していると思われるかもしれませんが)、抗不安薬を飲むとベータ波が多くなります。

 あなたが何か薬を飲んでいたかどうかが不明ですが、もし抗不安薬を飲んでいなかったと仮定すれば、脳波が速いのは緊張が強いと判断するのが普通です。ですから「緊張している」といわれたのでしょう。

 いずれにせよ、ベータ波が多いだけでは病気とはいえません。特に治療の必要もありません。心配ありません。


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