精神科Q&A

【0218】精神科の病歴で生活保護が受けられますか 


Q: 25歳の男です。うつ病や、対人恐怖症、統合失調症(精神分裂病)等の病歴で生活保護が受けられるかどうか聞きたいのですがどうなのでしょうか?

: 生活保護を受けている世帯のうち、約4割は障害者世帯です。ただし、生活保護を受けられるかどうかは、病歴とか、いま病気であるかないかとは直接の関係はなく、世帯として国が定める最低限度の生活をおくることが出来るかどうかによって決まります。具体的には、世帯の資産調査が行われ、扶養義務者の扶養を受けることが出来る場合や、働く能力がある場合は、まずそれを求められます。「最低限度の生活」に必要な費用は、地域、年齢、家族構成などによって規定されています。
 また、生活保護には障害者加算というものがあります。これには障害の程度を確認できる書類(診断書など)が必要です。
 実際にあなたが生活保護を受けられるかどうかは、お住まいの地域の福祉事務所でご相談ください。

 なお、生活保護とは別に、障害のため収入が断たれている場合には、障害者年金という制度もあります。これについても細かい規定がありますので、申請されようとする場合には、やはり地域で個別にご相談ください。



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