【3718】双極性障害の治療から卒業できたと思ったのですが

Q: 20代女性です。
双極性障害と診断され治療を受けていましたが、医師から寛解と告げられ通院治療を無事終了しました。現在は服薬治療も何もしていません。終了になる数ヶ月前から薬物治療はしていませんでした。

最近、断れない性格ということもあり、たくさん仕事を任せられてしまっています。しかし受診終了する前くらいから何でもできる感に満ち溢れていた事もあり仕事を断らずに黙々とこなしていました。しかしいきなり体が鉛のように重たくなり、食欲不振に襲われて動くことができません。

精神科卒業したのが嬉しくて何としてでも再通院したくないと思ってしまい誤魔化していますが、症状が悪化する前に受診したほうがいいでしょうか。

 

林: 質問者が本当に双極性障害かどうか、過去の症状・経過の記載が一切ありませんのでわかりませんが、もし本当に双極性障害だとすれば、なるべく早くまた精神科を受診したほうがいいでしょう。

精神科卒業したのが嬉しくて

という気持ちは理解できますが、病気の中には、完治して通院を中止できるものもあれば、良い状態を維持するためには通院を続ける必要があるものもあります。双極性障害は後者、すなわち、たとえ良くなっても通院を続ける必要がある病気に含まれます。

何としてでも再通院したくないと思ってしまい誤魔化しています

それは結局は病状を悪化させ、薬を飲む量も期間も長くなることになるでしょう。なるべく早く再受診してください。

(2018.9.5.)

その後の経過(2019.1.5.)

05. 9月 2018 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 躁うつ病 タグ: , |