【3712】うつ病に苦しむ彼を支えられない私はダメな女でしょうか

Q: 私は20代女性です。
同い年の付き合って3ヶ月になる彼は、6ヶ月の間休職しています。 最初にうつ病なのかなと思ったのは半年前に、知人に裏切られたことがきっかけのようです。何年か前にも当時付き合っていた彼女に浮気をされたことが原因で精神的にも病んでしまった、と聞いたこともありました。働けないため生活保護を受けながら病院通いをするも薬もあまり服用してないようにみえます。

私が彼と出会ったのは1年前。半年前連絡がぱったりこなくなり、なんとか連絡が取れたものの、またいなくなってしまうのでは、という不安から私が告白して付き合い始めました。最初は無理をさせていたのかも知れません。一緒に共通の好きなゲームをしたり、遠距離恋愛のため電話をかけたり、会いに行った時は楽しそうにはしゃぐ彼を見てほっとした反面、軽くみてしまったのかも知れません。 家では夜遅くまでネットゲームに夢中で、ここ最近は電話もまったくなく、連絡も1週間と開くようになりました。私と過ごす日は寝てばかり。ご飯に時間に起きるだけで夕方からはゲームばかり 病気だから…、薬を飲んでいるから…と、寂しさを感じても自分を納得させてきました。ゲームは私がほかの人と遊んでいるのが嫌だからと言われ、私はやめましたが、彼は毎日朝から夜までゲームをし、ゲーム内の人とは仲良く電話もしているようです。病気だから、今はストップがかかっていて働けないから、と分かっていても楽しそうにネットゲームをしている彼を見るとイライラしたり、実は私のことなんて全然好きじゃないんじゃないか…と思ってしまったり それを口にすると「自分は愛情表現が苦手なだけ」とか面倒くさそうな表情をします。

先日、会う約束のやり取りをしてる途中でぱったりまた連絡がとれなくなり、それでもゲームはしている彼に当たってしまい、「ならわかれようか」とか「しょうじきどうでもいい、しつこい」と言われてしまいました。別れたいのか確認すると「わからない、時間をください」とまた連絡が来なくなっている状態です。
心配もしたので数日のうちに謝りのメールも出しました。返事はいまもありません。 私の心のどこかに「うつ病は甘え」という気持ちがあったと思います。 ずっと遊んでいる(様に見える)彼を見て「うつ病は甘え」という気持ちが出ていたのかも知れません。そんな私の態度が彼を傷つけているのかも知れないと思い、私が悪かったと謝罪しこの先の事は彼の決定に委ねるという連絡をいれました。 病気の心配と何も言わず捨てられたんじゃないかという不安でいっぱいになります。

病気を理解しようと本も読んだしネットも見ました。ですがひとつの疑問がのこります。 彼は本当にうつ病なんでしょうか? 薬は処方されているようですがあまりのんでない、と以前彼は言っていました。会っても覇気のない目の下には常にくま、お昼や午後7時くらいから2,3時間寝ることもしばしば。外に出るのはあまり出ていないようです。 彼は本当にうつ病で、回復しかけていた頃に私が傷つけたことによって病状が悪化してしまったんでしょうか? 彼の現在の状況はうつ病の症状そのものなのに、信じきることが出来ない自分に苛立ちを感じつつもし、違う病気なら対処の仕方はどうすればよいのか?ちゃんと治るのか?という不安もあります。 今は負担にならないように言葉を選んで、自分の近況と軽く体調を気遣う言葉を添えて1週間に1通メールを送っています。 手紙も一度だしました。返事はありませんが、ネットゲームに繋いでいる形跡が見られるので最悪の事態には至っていないようですが私は単に都合のいい女で適当にキープされているだけなのでしょうか? うつ病で苦しんでいる彼を支えることの出来ないダメ女なのでしょうか? 彼を素直に信じることが出来ない私も何か精神的な疾患があるのでしょうか?

 

林: この「彼」はうつ病ではありません。擬態うつ病です。それも、単なる甘えやさぼりに近い種類の擬態うつ病です。

彼の現在の状況はうつ病の症状そのものなのに、

全然うつ病そのものではありません。擬態うつ病そのものです。

 私の心のどこかに「うつ病は甘え」という気持ちがあったと思います。

その気持ちはうつ病についての誤った認識に基づくものです。しかし、「うつ病」と称している人の中には甘え以外のなにものでもない人がいるのもまた事実です。

 ずっと遊んでいる(様に見える)彼を見て「うつ病は甘え」という気持ちが出ていたのかも知れません。

それはごく自然な気持ちです。ご自分を責める必要はありません。

私は単に都合のいい女で適当にキープされているだけなのでしょうか?

はい、その通りだと思います。

【1769】ここ数ヶ月の間に彼女の様子が少しおかしくなってきましたもご参照ください。

(2018.8.5.)

05. 8月 2018 by Hayashi
カテゴリー: うつ病, 擬態うつ病, 精神科Q&A