【3095】双極性障害で休職中、早く復職したい

Q: 40代男性です。
幼少期、泥酔した父親( 絶縁中 )から大変な暴力、被虐待の日々を過ごし、記憶で は弟を溺愛する不全家庭に育った、いわゆるA/Cであったと認識しております。
家庭を持ち、二児の男児に恐れながらも恵まれ、順風満帆を取り戻したと思いきや昨年春、業務過多からなのか、意思と体が伴わない鬱病らしき症状に見舞われ精神科の門を叩き、医師からジェイゾロフト100mgまで処方されました。
その後、少々躁転したようで、会社内で大声で腹に溜めていた正論をぶちまけ、 代表までも論破してしまい、医師からジェイゾロフトのストップがかかりました。
今年の春〜梅雨時期に、素人考えですが双極性障害風の症状を感じ、現在は以下処方をされております。
(1)デパケンR 600mg      (2) ゾルビデム 10mg     (3)フルニトラゼパム 2mg
(2)(3)は体調に応じて半分服用中。
躁転は感じないのですが、イライラ感、倦怠感がひどく、3週間前より休職しております、。
経済的にも困窮したくないので、出来る事なら早めに復職したいのですが、会社から、医師から、3ヶ月ほど休養せよと指示が出ております。
何か早めに寛解を目指す方法はあるのでしょうか?
他の質問者様ほど重症ではないでしょうが、焦燥感と格闘しております。
お目にとまれば、何か良きアドバイスをよろしくお願い申し上げます。

林: 双極性障害にせよ、うつ病にせよ、あるいは他のどんな病気にせよ、病気のために仕事を休んでいる場合、早く復職できるように努力したほうがいい場合もあれば、仕事のことは考えず休むことに徹したほうがいい場合もあります。それは病気の性質や症状、そして時期(時期というのは二つの意味があります。病期という意味と、休み始めてからの期間という意味です)などによります。
その観点からすると、このケースは、早く復職できるように努力したほうがいいケースか、それとも仕事のことは考えず休むことに徹したほうがいいケースかは、情報不足で判断不可能です。
但し一般論としては、医師から3ヶ月休養が指示され、それからまだ3週間であるこの時期には、休むことに徹したほうがいいと言えます。あくまで一般論です。このケースにそのまま適用できるかどうかはわかりません。

(2015.12.5.)

05. 12月 2015 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 躁うつ病